詩篇103:8
主は あわれみ深く情け深い。
怒るのに遅く 恵み豊かである。
主は怒るのに遅い方です
主は、モーセにご自身を現わされとき、このように言われました。
これは、主なる神様の「自己紹介」です。
私たちの神は「怒るのに遅い神」なのです。
主は、ご自身のことを「怒らない神」だとは言われません。
主は怒られます。日々、怒っておられます。しかし、その怒りは「遅い」のです。
「怒る」と訳されている語の原意は「鼻」です。
そして「遅い」とは「長い」「引き延ばされた」という意味です。
直訳すると「主の鼻は長い」ということになります。
これは、ヘブル語の「慣用句」みたいなものです。
古代のヘブル人たちは「鼻」を「怒りの象徴」だと捉えていました。怒ると鼻の穴が膨らんだり、息が荒くなったりしますよね。ですから、彼らは「鼻」が「怒り」を表わすと考えたのだと言われます。
「怒りの息が鼻を通って外にあらわれる」というようなイメージですね。
つまり「鼻が長い」と、怒りの息がなかなか外に表われないということになります。ですから「怒りが遅い」という意味になるわけです。
私たちの神は「怒るのに遅い神」です。主の怒りは「あらわれるのに時間がかかる」のです。
そして、それは「主のいつくしみと忍耐と寛容」なのです。
愛する兄弟姉妹。
主は、あなたに対して「いつくしみ深い方」です。主は、私たちの罪を赦してくださいました。私たちは、主が「怒るのに遅い神」ゆえに救われたのです。
どうか覚えてください。
主は、あなたを非難する人々に対しても「怒るのに遅い」のだということを。
なぜ、あの人は私に不正を働いたのに栄えているのだろう…
なぜ、あの人は私に傲慢な態度を取り続けているのに罰せられないのだろう…
私は、時々、無性に悔しく、悲しくなるのです。
しかし、そのような時には「主の鼻は長いのだ」とつぶやいて心を落ち着けます。
主は、あなたを傷つけた人に対して「怒って」おられます。彼らの不義に対して「怒って」おられるのです。しかし、その「怒り」があらわれるのには「時間がかかる」のです。
主は、あなたの思いをないがしろにしてはおられません。主は、あなたに「何もかも呑み込め。我慢しろ」と強いておられるのではありません。主は確かに「怒って」おられます。主は、あなたを傷つける「すべて」に対して「怒る神」です。
速やかに「さばきが行われない」ように見えるときにも、主の愛を疑ってはなりません。
御前に行きましょう。血潮のみを携えて。そうすれば「主の御思い」が分かります。
主は「怒るのに遅い神」なのです。
主よ、あなたのいつくしみを感謝します
あなたの忍耐は私の救いです
あなたの豊かな恵みのうちに生かしてください

