No.285 天はすでに開かれています

雷鳴

詩篇18:9
主は 天を押し曲げて降りて来られた。
黒雲をその足の下にして。

主が天を押し曲げて降りて来られたならば

ダビデは、主が敵から救ってくださったことを誉めたたえています。

表題は「主がダビデを、すべての敵の手、特にサウルの手から救い出された日に」となっています。

詩篇18:17
主は 力ある敵から私を救い出されました。私を憎む者どもからも。彼らが私よりも強かったからです。

主は「力ある敵」からダビデを救い出されました。

その敵は、ダビデを「憎んで」いました。

そして、ダビデは敵に対して「彼らは私より強かった」と言っています。

ダビデの置かれた状況は、ダビデの手には余りました。サウル王に関してだけで言えば「逃げ回る」しか方法がありませんでした。

しかし、状況は一変します。

ダビデは救い出されました。大水の濁流から引き上げられました。

何が起こったのでしょう。

詩篇18:9
主は 天を押し曲げて降りて来られた。
黒雲をその足の下にして。

主が「天を押し曲げて降りて」来られたのです。つまり、主が介入してくださったと言うことです。

どのような敵も、どのような問題も、誰が立ちはだかろうと、問題が山のように大きく見えようと、主が「天を押し曲げて降りて」来られるならば、一瞬で解決するのです。

主は、ダビデの時代、「天を押し曲げて降りて」来られました。

しかし、私は覚えていなければなりません。

今、私の生かされているこの時、天はすでに開かれているのだということを。

聖霊様は、ペンテコステのあの日、「天を押し曲げて」降りてきてくださいました。

使徒2:2~3
すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現われ、一人ひとりの上にとどまった。

天はすでに開かれています。

激しい風のように、御霊は天を押し曲げて降りて来られました。

ダビデの時代「天を押し曲げて」御力を現された神は、今、すでに「私」とともにおられるのです。

天は開かれました。

私たちは、なぜ、下を向いているのでしょう。

なぜ、天から注がれる恵みを受け取らないのでしょう。

御霊は「証印」を押してくださるだけの方ではありません。確かに、私たちの「救いの保証」であられますが、それ以上の方です。

ダビデの敵に「矢を放って散らし」「稲妻を放ってかき乱された」方です。

「何も起こらない」

「誰も助けてくれない」

「私には奇跡は起こらない」

そのような心の声は、今すぐに吹き飛ばしてしまいましょう。

御霊は、すでに天を押し曲げて降りて来られています。

天は開かれています。

私は受け取ります。

主が与えたいと望まれる「恵みのすべて」を受け取ります。

「聖霊が臨まれるとき、あなたがたは力を受ける」とイエス様は確かに言われました。

聖霊様は、もうすでに来てくださっています。

後は、私がすべてを委ねて受け取るだけです。

御霊よ、私を満たしてください
すべての恵みを受け取ります
すべてを主にゆだねます