No.271 私は「いのちを尽くして」主を愛したいのです

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ヨブ1:9
サタンは主に答えた。「ヨブは理由もなく神を恐れているのでしょうか。

サタンは地を行き巡り、そこを歩き回っています

ヨブ1:7
主はサタンに言われた。「おまえはどこから来たのか。」サタンは主に答えた。「地を行き巡り、そこを歩き回ってきました。」

その昔から、サタンは同じことをしているのです。

「この世の神」とか「空中の支配者」とか呼ばれる敵は「この地を行き巡り、そこを歩き回って」います。

何のためにでしょう?

ペテロが言っているとおりです。

Ⅰペテロ5:8
身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吠えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと捜し回っています。

敵は、この地を「観光」しているわけではないのです。ただ「ぼんやり眺めて」いるわけではないのです。

目を血走らせながら「食い尽くせそうな獲物」を捜し回っているのです。

適が狙うのは「罪を犯して」「堕落して」「神に背を向けて」いる人ではないことを覚えてください。

その昔、サタンが狙ったのは「ヨブ」でした。

ヨブ1:8
主はサタンに言われた。「おまえは、わたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように、誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっている者は、地上には一人もいない。」

ヨブは「誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっている者」でした。

サタンはなぜ「ヨブに心を留めた」のでしょう。

ヨブ1:9
サタンは主に答えた。「ヨブは理由もなく神を恐れているのでしょうか。

サタンはヨブの「心」を揺さぶってみたくなったのです。

「理由もなく神を恐れるのか」を試してみたくなったのです。

サタンは、ヨブが「落ちる」と思っていました。ゆえに、執拗に苦難を与え続けました。

この「忠実な神のしもべ」が神に背き、不平不満を口にするところを見せて、神のみこころをを傷つけたいと考えたのです。

私たちは「身を慎み、目を覚まして」いましょう。

そのように言うと、たいていの聖徒は真面目なので「罪から離れてきよく生きなければならない」と決心します。

それは正しいですが、その決断は役には立ちません。

「罪」と「自分」から目を離しなさい。「物と事」からも目を離しなさい。

試されるのは「理由なく神を恐れるのかどうか」ということです。

言い換えるならば「何よりも神を愛するか」ということが試さるのです。

マタイ22:37~38
イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』これが重要な第一の戒めです。」

私たちは「何よりも主を愛する」ことに心のすべてを尽くしましょう。

主の与えてくださる「何か」ではなく「主ご自身」を愛することを求めましょう。

「身を慎み、目を覚まし」そして「目をそらさず」一心に主を見つめましょう。

「いのちを尽くして愛すること」こそ「理由なく神を恐れること」です。


私のすべてで、主を愛することができますように
心を尽くして愛することを教えてください
ただ聖霊によって愛が注がれますように