ヨブ1:9
サタンは主に答えた。「ヨブは理由もなく神を恐れているのでしょうか。
サタンは地を行き巡り、そこを歩き回っています
その昔から、サタンは同じことをしているのです。
「この世の神」とか「空中の支配者」とか呼ばれる敵は「この地を行き巡り、そこを歩き回って」います。
何のためにでしょう?
ペテロが言っているとおりです。
敵は、この地を「観光」しているわけではないのです。ただ「ぼんやり眺めて」いるわけではないのです。
目を血走らせながら「食い尽くせそうな獲物」を捜し回っているのです。
適が狙うのは「罪を犯して」「堕落して」「神に背を向けて」いる人ではないことを覚えてください。
その昔、サタンが狙ったのは「ヨブ」でした。
ヨブは「誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっている者」でした。
サタンはなぜ「ヨブに心を留めた」のでしょう。
サタンはヨブの「心」を揺さぶってみたくなったのです。
「理由もなく神を恐れるのか」を試してみたくなったのです。
サタンは、ヨブが「落ちる」と思っていました。ゆえに、執拗に苦難を与え続けました。
この「忠実な神のしもべ」が神に背き、不平不満を口にするところを見せて、神のみこころをを傷つけたいと考えたのです。
私たちは「身を慎み、目を覚まして」いましょう。
そのように言うと、たいていの聖徒は真面目なので「罪から離れてきよく生きなければならない」と決心します。
それは正しいですが、その決断は役には立ちません。
「罪」と「自分」から目を離しなさい。「物と事」からも目を離しなさい。
試されるのは「理由なく神を恐れるのかどうか」ということです。
言い換えるならば「何よりも神を愛するか」ということが試さるのです。
私たちは「何よりも主を愛する」ことに心のすべてを尽くしましょう。
主の与えてくださる「何か」ではなく「主ご自身」を愛することを求めましょう。
「身を慎み、目を覚まし」そして「目をそらさず」一心に主を見つめましょう。
「いのちを尽くして愛すること」こそ「理由なく神を恐れること」です。
私のすべてで、主を愛することができますように
心を尽くして愛することを教えてください
ただ聖霊によって愛が注がれますように