Ⅰサムエル2:30b
わたしを重んじる者をわたしは重んじ、わたしを蔑む者は軽んじられるからだ。
主を重んじる者は重んじられます
エリの時代には、主のことばは「まれ」にしかありませんでした。幻も示されてはいませんでした。
しかし、そのような時、少年サムエルに、優しく「主が呼んでおられるのだ」と教えたのはエリでした。
エリが「主を知っていた」のは明らかです。
しかし、エリの息子たちは、そうではありませんでした。
エリの息子たちは、祭司の職についていながら「主を知らなかった」のです。
彼らは、神殿で不道徳を行い、民がささげる主へのいけにえで自分を肥えさせたのです。
主は、二人の息子ホフニとピネハスを裁かれます。
しかし、エリもまた、主から裁きを宣告されるのです。この後、エリの家は、衰退していきます。
主は、エリに言われました。
「なぜ、わたしよりも自分の息子たちを重んじ」るのかと。
エリの罪は「主よりも、自分の息子を重んじたこと」です。
私たちは、何を「重んじて」いるでしょう。
重んじる:価値のあるものとして大切に扱う。尊重する。
明鏡国語辞典より
あなたにとって「最も価値がある大切なもの」とは何でしょう。
エリにとって「最も価値のある大切なもの」は、主との関係ではありませんでした。
エリは、良い人のように思えます。実際、二人の息子に比べたら格段に良い人です。戒めだって守っていたでしょう。
また、エリは優しい人のように思います。実際、彼は、少年サムエルには優しかったでしょうし、二人の息子にも優しかったのだと思います。おそらく「優しすぎた」のでしょう。
恐ろしい宣告です。「永遠に赦されることはない」のです。
「良い人」が救われるのではありません。
「戒め」を守っていても救われません。
「優しい人」であっても救われません。
むしろ「優しすぎること」と「甘やかすこと」は、人を堕落に導くことがあるものです。
主は、ご自分を「重んじる人」を「重んじられる」のです。
あなたは、主を「最も価値のある大切な方」だと告白しますか?
主は、あなたを「わたしの目には高価で尊い」と言ってくださる方です。
私は、主を愛します
心から、大切な価値ある方だと告白します
私は、主だけを礼拝します