【マタイ6:33】
まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。
まず、神の国と神の義を
「まず神の国と神の義を求めなさい」とイエス様は言われました。
「まず」と言われたのです。
「まず」とは他の物に先んじてそれを行おうとする気持ちであると辞書(明鏡国語辞典)に書いてありました。
「そうすれば」これらのものはすべて、それに加えて与えられるのです。
その昔、主はイスラエルにも同じ約束を与えられました。
「主に仕えよ。そうすれば、パンと水を祝福する。」と言われました。
「パンと水」とは生きるために必要なものです。
主に仕えるなら生活の問題は、主が責任を持ってくださるのです。
エリヤは貧しいやもめに、「まず」自分のためにパン菓子を持ってきなさいと言います。
なんとも酷なことを言いますね。
そのパン菓子のための粉と油は、彼女の全財産なのです。
それを「まず」自分にと言うのです。
しかし、彼女は従います。
「まず」エリヤのために仕えたのです。
主に仕える者は、主がその生活の面倒も見てくださるのです。
私たちは生活のための諸問題について心を悩ませます。
「どうすれば」それを得られるのかと考えます。
「どうすれば」それを失わないかと考えます。
私たちの「どうすれば」は何ももたらしはしません。
「心配」とは「心を配る」と書きます。
神様以外のものにいくら心を配っても、何も回収することはできません。
かめの粉も壺の油も遅かれ早かれ尽きるでしょう。
「まず」神の国と神の義を求めなさい。
私たちは、イエス様が教えてくださったとおりにするだけです。
心を主にだけ向けるのです。
「そうすれば」これらのものに加えて与えられます。
覚えてください。
「まず」の後には「そうすれば」があることを。
「まず」と言って求められることには、約束が伴っているのです。
「まず」神の国と神の義を求めなさい。
「そうすれば」これらのものはすべてそれに加えて与えられます。
私は、「まず」神の国と神の義を求めます。
今日、精一杯心を尽くして主に仕えます。