No.427 敵に「乗じられない」ように その①

Ⅱコリント2:11
それは、私たちがサタンに乗じられないようにするためです。私たちはサタンの策略を知らないわけではありません。

敵は「偽り者」で「貪欲」なのです

パウロは「私たちはサタンの策略を知らないわけではありません」と言っています。

それは、つまり私たちには「敵」がいて、その「敵」は「策略」を持っていると言うことです。

そして、聖徒であるならば「敵の策略」を知っているはずだと言うことです。

私たちが「サタンなどいない」「霊的戦いなどない」と思い込んでいたとしても、それで実際に戦いがなくなるわけではありません。

恐らく、サタンが最も好きな人は「敵の策略を知らない人」もしくは「知ろうとしない人」だと思います。

敵は「策略」を持っています。

そして、もし私たちがそれを知らないのならば「敵に乗じられる」ことになるのです。

「乗じられる」とは、原語では「当然、受けるべき以上に要求する」「貪欲である」と言う意味が含まれます。

サタンは、聖徒の「無知」を利用します。そこに「付け込み」ます。

そして、聖徒から「奪えないはずのものを奪い去り」ます。サタンは、自分に権利のないものも要求します。

私たちが「それは、おまえのものではない。主にあって、それは私のものだ」と主張しないかぎり、勝手に盗って行ってしまうのです。

サタンは「偽りの父」であり「強盗」なのです。

黙示録3:11
わたしはすぐに来る。あなたは、自分の冠をだれにも奪われないように、持っているものをしっかり保ちなさい。

イエス様は「だれにも奪われないように」と言っておられます。

「奪う者」がいるからです。「盗人」がいるのです。

私たちは「自分が何を持っているのか」を知らなければなりません。もし「何を持っているのか」を知らないなら「奪われていても」分からないでしょう。

聖書に記されている「すべての約束」「神の子どもの特権」を知ってください。それをしっかりと握るのです。

そして、もし「奪われている」ならば取り返すのです。

イザヤ49:25
まことに、主はこう言われる。「捕らわれ人は勇士から取り戻され、奪われた物も横暴な者から取り返される。あなたが争う者と、このわたしが争い、あなたの子らを、このわたしが救う。

サタンは確かに「横暴な者」です。

しかし、主は言われます。

「あなたが争う者と、このわたしが争い」

主が私たちのために戦ってくださいます。ですから、必ず「奪われた物は奪い返せる」のです。

私たちは「サタンに乗じられて」はなりません。付け上がらせてはならないということです。

Ⅰペテロ5:9
堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存知のように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。

信仰に立って「立ち向かい」ましょう。

私たちはひとりではありません。

世界中で、同じ信仰を持つ聖徒たちが「立ち向かって」います。

主が来られる日まで、多くの兄姉たちと共に立ち向かいましょう。

あなたの持っているものを、決して奪わせてはなりません。

私は敵の策略を知っています
奪われたものを取り戻します
私は信仰に堅く立ちます