Ⅱペテロ1:19
また私たちは、さらに確かな預言のみことばを持っています。夜が明けて、明けの明星があなたがたの心に昇るまでは、暗い所を照らすともしびとして、それに目を留めているとよいのです。
暗い所を照らすともしび
ペテロは「確かな預言のみことば」は「暗い所を照らすともしび」だと言っています。
ここで言われている「確かな預言のみことば」とは「聖書に記されている預言」のことです。
そして、もう少し突き詰めて言えば、その預言とは「主イエスの再臨についての預言」のことです。
「夜が明けて、明けの明星が心に昇るまで」預言のことばに目を留め続けましょう。
ここで言われている「明けの明星」とは、主イエスの再臨そのものを示してはいません。
そのことについて、デレク・プリンスが美しい説明をしています。
砂漠で私は次の光景を何度も目にした。一年のある時期、朝、まさに太陽が昇ろうとするとき、地平線の一部が輝き始める。「ああ、太陽が昇ってくる」と思うが、そうではない。暁の明星だ。その星が昇ると、間もなく太陽が昇る。ペテロは、この暁の星を私たちの心に昇らせよ、と語っている。この星が昇れば、イエスが戻って来ることがはっきり分かる。
世界の終わりを聖書はどのように預言しているのか デレク・ピリンス著 マルコーシュ・パブリケーション
つまりペテロは、本当の「太陽(再臨)」が昇る前に、まず心の中に「明けの明星(希望)」を昇らせよと言っているのです。
「私は、今、自分の生活に関係する御言葉が欲しいのだ」と思うでしょうか。
「聖書の預言など学んでも何の役に立つのか」と思うかもしれません。
しかし、ペテロは、はっきりと言っています。
「確かな預言のみことばこそ暗い所を照らすともしびだ」と。
「聖書の預言」に心を留めることは、暗い所でライトを手に入れるようなものです。
それは最初は「ともしび」なのです。それでも「暗い所」では大いに役に立つでしょう。
しかし、あなたが「聖書の預言」を学び続けるならば、その「ともしび」が心にともるようになります。心の中に「光が宿る」のです。
そして、その光は、あなたのうちでどんどんと大きくなるでしょう。「再臨への期待」は、あなたの中で「明けの明星」のように輝くのです。
そうすれば、あなたは「光とともに」歩むことができます。あなた自身が「暗闇に輝く光」となります。
「明けの明星が心に昇るまで」私たちは「確かな預言のみことば」に心を留め続けましょう。
「夜明け」が来たのかと思うほどの「光」が心にあふれるまで、じっと「みことば」を見つめ続けましょう。
確かに、主イエスは、まだ来られません。
しかし、必ず来られます。
その日まで、光にあふれて歩みましょう。
聖書の預言を心に留めます
主の真実を褒めたたえます
再臨の主を待ち望みます

