No.333 恵みによる塩味の効いたことばを語ります

虹と池

コロサイ4:6
あなたがたのことばが、いつも親切で塩味の効いたものであるようにしなさい。そうすれば、一人ひとりにどのように答えたらよいかが分かります。

無益なことばには「味」はありません

マタイ12:36
わたしはあなたがたに言います。人は、口にするあらゆる無益なことばについて、さばきの日に申し開きをしなければなりません。

「無益なことば」というものがあるのです。

「無益なことば」とは「何も生み出すことのないことば」のことです。つまり「意味のないことば」「無駄なことば」のことです。

主のことばには「無益」なものは一つもありません。主は「何かを生み出さないことば」を発せられることはありません。

イザヤ55:11
そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、わたしのところに空しく帰って来ることはない。それは、わたしが望むことを成し遂げ、わたしが言い送ったことを成功させる。

主のことばは「雨や雪が地を潤して物を生えさせる」ように、私たちの心を潤し豊かにします。

主のことばは「みこころを必ず成し遂げ」ます。

主は、ご自身の「ことば」に自信を持っておられます。主は、ご自身の「ことば」に責任を持たれます。主は、決して「ご自身を否まれる」ことはありません。

そして、主の似姿に造られた私たちにも「自分のことば」に自信を持つように、責任を持つようにと望んでおられるのです。

エペソ4:29
悪いことばを、いっさい口に出してはいけません。むしろ、必要なときに、人の成長に役立つことばを語り、聞く人に恵みを与えなさい。

私たちは「口から出ることば」に対して注意する必要があります。

「悪いことば」は、人の成長の役には立ちません。恵みも与えません。それは「何も生み出さない」ので「無益な」「無駄な」ことばです。

私たちは「無益なことば」つまり「何も生み出さないことば」について「さばきの日に申し開き」をせねばならないのです。

コロサイ4:6
あなたがたのことばが、いつも親切で塩味の効いたものであるようにしなさい。そうすれば、一人ひとりにどのように答えたらよいかが分かります。

「親切で」とは、別訳では「恵みによるもので」です。

私たちのことばは、いつも「恵みによる塩味の効いたもの」でなければなりません。塩は、味を引き締めます。また、うま味、甘味を引き出します。酸味を和らげます。変色を防ぎます。

適量に用いるならば「塩」をいれた料理は、とても美味しいものです。

私たちは、日々の生活の中で「塩味」を効かせる必要があります。それも「恵みによる塩味」でなければなりません。

「無益なことば」とは「味のないことば」とも言えます。「味のないもの」が食べにくいように「味のないことば」もまた受け入れにくいものです。

しかし「恵みによる塩味の効いたことば」を話すなら、決して「無益なことば」にはなりません。「悪いことば」にもなりません。それは「味のあることば」となって、誰かの心に入ります。

信じてください。

あなたの「恵みによる塩味の効いたことば」で、慰められ励まされ、また成長する人が必ずいます。

雄弁でなくてもよいのです。あなたの「ことば」には「力」があるのです。

主よ、口の言葉を支配してください
私のことばを「恵みによる塩味の効いたもの」としてください
どうか、人の成長に役立つことばを語れますように