No.448 朝にあなたの恵みを聞かせてください

雨と猫

詩篇143:8
朝にあなたの恵みを聞かせてください。私はあなたに信頼していますから。行くべき道を知らせてください。私のたましいはあなたを仰いでいますから。

恵みを聞きたいなら寄りかかるのです

ダビデは「朝に恵みを聞かせてください」と願っています。

これは「さわやかな朝の祈り」ではありません。「荒れすさんだ心」を抱えた者の祈りです。

「恵み」を聞くために、ダビデは自分の「信頼」を主張しています。

「主よ、私は信頼しています。ですから恵みを聞かせてください」と言っているのです。

「信頼」とは何でしょう。それは「寄り頼む」ことです。「大胆にすがること」です。「頼りにすること」です。

エミー・カーマイケルは「信頼」についてこのように言っています。

最近のことですが「信頼する」という言葉を理解したときに、わたしは主の御手に捕らえられました。「信頼する」とは、寄りかかること、わたしのすべてを置くことであると教えられました。そしてそれ以後、そのように訳すときに詩篇の多くの聖句が大きな慰めを与えてくれることに気がつきました。
御翼の陰に隠されて エミー・カーマイケル著 デイヴィット・ハザード編 いのちのことば社

「信頼する」とは、主に「寄りかかること」です。そして「わたしのすべてを置くこと」です。

「恵み」を聞きたいのなら「寄りかかること」です。「すべてを御前に置くこと」です。

主は「寄りかかる者」に「恵み」を聞かせてくださいます。

最後の晩餐のとき、主の御思いを聞いたのは「胸元に寄りかかっていたヨハネ」でした。

主は、ご自身に「寄りかかる者」に御心を示してくださいます。

「恵み」を聞きたいのなら、自分の「頑張り」を主張してはなりません。

「朝、早く起きて祈っているので」と自分の「行い」を主張しても、主は関心を示してはくださらないでしょう。早く起きて祈ることは良いことですが「行い」で「恵み」を得ることは絶対にできません。

私たちは「信頼」を御前に置きましょう。

「主よ、私はあなたに寄りかかります。すべてを御前に置きます」と告白します。

主は、あなたの「信頼」に関心を持ってくださいます。

主に「寄りかかる」なら、主は恵みを聞かせてくださいます。

あなたの「心」が、どのような状態であっても「寄りかかる」のです。

あなたが「寄りかかる」ならば「恵み」が分かります。

それが「賜物」であり、自分の「行い」とは何の関りもないことを痛感するでしょう。

「朝に」すべてを御前に置きましょう。「朝に」主に寄りかかりましょう。

あなたが、主の恵みに満ちあふれますように。

主の御前にすべてを置きます
主に寄りかかります
主よ、恵みを聞かせてください