創世記16:13
そこで、彼女は自分に語りかけた主の名を「あなたはエル・ロイ」と呼んだ。彼女は、「私を見てくださる方のうしろ姿を見て、なおも私がここにいるとは」と言ったのである。
あなたはエル・ロイと言いました
どこに向かえばいいのか分からなくなりました。
女主人サライのもとから飛び出して来てしまったけれど、ハガルには行く当てなどなかったのです。
御使いは彼女を「シュルへの道にある泉のほとり」で見つけました。それは、エジプトへ向かう道ですから、ハガルはとりあえず自分の故郷に向かおうとしていたのかもしれません。
しかし、たとえエジプトに戻ったとして、その後、身重の身体でいったいどうすればいいのでしょう。
なぜ、こんなことになったのでしょう。
主人たちの不当な扱いのせいです。ハガルは、自分からアブラムの妻になりたいと申し出たわけではないのです。
なぜ、こんなことになったのでしょう。
それは、自分の横柄な態度のせいです。ハガルの傲慢な言動がサライの神経を逆なでしたのです。
何が悪いのか、誰が悪いのか…
どこに行けばいいのか、何をすればいいのか…
私たちの人生には「正解」が分からないことが多々あります。どうすればいいのか分からないことだらけです。
御使いはハガルに言いました。
これは「ハガルが悪いのでサライのもとで低くされよ」という意味ではないと思います。
確かに、ハガルの態度はよくありません。しかし、サライの態度も決して褒められるものではありません。
しかし、ここでは「善」か「悪」かが論じられているわけではないのです。
ハガルが「悪い」ので戻るように言われたのではありません。ただ、ハガルに対するみこころは「戻って身を低くすることだ」と言われているだけです。
「みこころ」に、あなたが「納得できる理由」を探すのはやめなさい。その考えは、あなたが「みこころ」を聞くことを妨げます。
ハガルには「戻れ」と言われましたが、あなたには「行け」と言われるかもしれません。もしかすると「そこに留まれ」と言われるかもしれません。
大事なことは、「エル・ロイ」である方を知ることです。
主は「エル・ロイ(私を見てくださる神)」です。
主は、あなたを見ておられます。ずっと、ずっと「見て」おられたのです。
不当に扱われたことをご存知です。あなたが耐え忍んだことをご存知です。
少し反撃してしまったことも、嫌な気持ちを抱いたこともご存知です。
あなたの涙も、悲しみも、痛みも知っておられます。
あなたの怒りも、苦々しさも、知っておられます。あなたの悔い改めもご存知です。
ハガルは「自分を見てくださる方」がいることを知りました。その方が「約束」をくださったのです。
ハガルは「エル・ロイ」を知って、その方の「みこころ」に従いました。彼女は、何も持たずに出てきましたが「約束」を握って戻って行きました。
主は、あなたを「見て」おられます。そして「約束」をくださいます。
あなたは「エル・ロイ(私を見てくださる方)」に出会いましたか。
主が「ご覧になる方」であることを信じなさい。
主が、あなたに「約束」を示してくださいますように。
あなたが「約束」を握りしめて、主の道を歩むことができますように。
主が「私を見てくださる神」であることを信じます
主が「すべて」を知っておられることを感謝します
主の御心に従います

