【ヘブル5:13~14】
乳を飲んでいる者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。固い食物は、善と悪を見分ける感覚を経験によって訓練された大人のものです。
騙されないために
私たちは、自分で御言葉を知って、自分で御言葉にとどまらなければなりません。
覚えてください。サタンも御言葉を使うのです。
サタンは「詩篇」のことばを使ってイエス様を誘惑しました。
もちろん、イエス様は御言葉を熟知しておられますから、瞬時に答えられました。
イエス様は「申命記」の御言葉を引用して誘惑を退けられました。
「とも書いてある」と言われたのは、確かにサタンが言ったことも「詩篇」に書いてあるからです。
御言葉をそのまま引用しているからといって「正しいメッセージ」であるとは限りません。
「自分の好みにしたがって」御言葉を選別してはいけません。好きな書簡だけを読むようでは偏ってしまいます。
「真理」なのか「作り話」なのか見分けなければなりません。
「詩篇」は確かに素晴らしいです。感動します。しかし、私たちは「申命記」も読まねばなりません。
私は別に「詩篇が乳」で「申命記が固い食物」であると言っているのではありません。ただ、詩篇以外の旧約聖書に苦手意識を持っている方は多いのかなとは思います。
「飲ませてもらっている」なら、それはすべて「乳」でしょう。
私たちは、自分で「聖書」を読み、よく噛んで食べることができるようにならねばなりません。
「善」と「悪」を見分ける訓練をするためです。
忘れないでください。
サタンは光の御使いに変装するのです。私たちは、見分けなければばりません。
そして、イエス様のように立ち向かわなければなりません。
聖霊様がすべての真理に導き入れてくださいます。聖霊様に寄り頼みつつ「聖書」を学びましょう。固い食物は、食べ始めると美味しくなります。
そうして、「善と悪を見分ける感覚を経験によって訓練された大人」になりましょう。
聖霊様がすべての真理に導き入れてくださいますように。
私は固い食物を食べます。
成熟した信仰を与えてください。