No.102 固い食物も食べます!

プレツェル

【ヘブル5:13~14】
乳を飲んでいる者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。固い食物は、善と悪を見分ける感覚を経験によって訓練された大人のものです。

騙されないために

私たちは、自分で御言葉を知って、自分で御言葉にとどまらなければなりません。

覚えてください。サタンも御言葉を使うのです。

マタイ4:5~6
すると悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、こう言った。「あなたが、神の子なら、下に身を投げなさい。『神はあなたのために御使いたちに命じられる。神はその両手にあなたをのせ、あなたの足が石に打ち当たらないようにする』と書いてあるから。」

サタンは「詩篇」のことばを使ってイエス様を誘惑しました。

もちろん、イエス様は御言葉を熟知しておられますから、瞬時に答えられました。

マタイ4:7
イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない』とも書いてある。」

イエス様は「申命記」の御言葉を引用して誘惑を退けられました。

「とも書いてある」と言われたのは、確かにサタンが言ったことも「詩篇」に書いてあるからです。

御言葉をそのまま引用しているからといって「正しいメッセージ」であるとは限りません。

Ⅱテモテ4:3~4
というのは、人々が健全な教えに耐えられなくなり、耳に心地よい話を聞こうと、自分の好みにしたがって自分たちのために教師を寄せ集め、真理から耳を背け、作り話にそれて行くような時代になるからです。

「自分の好みにしたがって」御言葉を選別してはいけません。好きな書簡だけを読むようでは偏ってしまいます。

「真理」なのか「作り話」なのか見分けなければなりません。

「詩篇」は確かに素晴らしいです。感動します。しかし、私たちは「申命記」も読まねばなりません。

ヘブル5:13~14
乳を飲んでいる者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。固い食物は、善と悪を見分ける感覚を経験によって訓練された大人のものです。

私は別に「詩篇が乳」で「申命記が固い食物」であると言っているのではありません。ただ、詩篇以外の旧約聖書に苦手意識を持っている方は多いのかなとは思います。

「飲ませてもらっている」なら、それはすべて「乳」でしょう。

私たちは、自分で「聖書」を読み、よく噛んで食べることができるようにならねばなりません。

「善」と「悪」を見分ける訓練をするためです。

忘れないでください。

サタンは光の御使いに変装するのです。私たちは、見分けなければばりません。

そして、イエス様のように立ち向かわなければなりません。

ヨハネ16:13
しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。

聖霊様がすべての真理に導き入れてくださいます。聖霊様に寄り頼みつつ「聖書」を学びましょう。固い食物は、食べ始めると美味しくなります。

そうして、「善と悪を見分ける感覚を経験によって訓練された大人」になりましょう。

聖霊様がすべての真理に導き入れてくださいますように。
私は固い食物を食べます。
成熟した信仰を与えてください。