Ⅰ列王記11:4
ソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心をほかの神々に向けたので、彼の心は父ダビデの心と違って、彼の神、主と一つにはなっていなかった。
頭で礼拝はできません
常々、不思議に思っていることがあります。
どうして、あんなに賢いソロモン王が偶像を拝むようになってしまったのかと言うことです。
私にとってソロモンは、最も残念な王様なのです。
なぜ、あんなに賢いソロモンが、このような愚かなことをしたのでしょう。
偶像を拝むなんて愚の骨頂です。
ソロモンは「唯一の神」を知らなかったのでしょうか?
いいえ、ソロモンはよく知っていたはずです。
彼は世界一の知恵者です。そして、その「知恵」は主なる神に与えられたものです。
ソロモンは確実に「不滅で目に見えない唯一の神」を知っていました。それは「父ダビデの神」なのですから。
しかし、ソロモンは「知っていた」けれど「満たして」はいなかったのだと私は思うのです。
ソロモンは「世界一の知恵者」でした。彼の頭は、知識で満ちていました、彼の頭は、主を知っていました。しかし、彼の心は、別のもので満ちていました。
ソロモンは、頭は良かったのですが、心は弱かったのでしょう。
つくづく礼拝は「頭ではできない」ことを痛感させられますね。
ソロモンの心は「神と一つ」ではありませんでした。
自分の知恵に頼るなら、ソロモンと同じ過ちに陥るでしょう。
あのように賢い人でも、愚かになって偶像を拝んだのです。
ソロモンの心は「彼の妻たち」に支配されていました。
私たちは、「頭」で礼拝はできません。
私たちは、気が付かないうちに「自分の心を満たしているもの」を拝むようになります。
終わりの時代、もっとも大切なことは「神と一つ心」になることです。
何を置いても、ただ「主の心」を求めるべきです。
私たちが惑わされないためにできる最善のことは「主の心と一つ」となることです。
あなたの「心に満ちているもの」は何でしょう?
私たちの心が、いつも聖霊によって満ち満ちているようにと願います。
私は、主を礼拝します
私は心を主に向けます
聖霊様、私の心を支配してください