ルカ4:18a
主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。
イエス様は良い知らせを伝えるために来てくださいました
イエス様は、ある安息日に会堂でイザヤ書を朗読されました。
イエス様は、イザヤ書の御言葉を通して、ご自身が「何をするために来られたのか」を示してくださいました。
「メシア」とは「油注がれた者」という意味です。
主イエスは「貧しい人に良い知らせを伝えるため」に「油注がれたメシア」です。
つまり、メシアの使命は「貧しい人に福音を伝えること」なのです。
ここで「貧しい」と訳されている語は、少し乏しいではなく「極度に貧しい」という意味の言葉です。
「極度に貧しい」とは、もう後がない、絶望的に貧しい、切羽詰まった状態のことです。
主は、山上の垂訓において言われました。
心が「極度に貧しい者」は幸いだとイエス様は言われました。
物質的な困窮だけでなく、心に「貧しさ」を抱える者は幸いなのです。
「もうダメだ」と思うとき、あなたは幸いです。
「どうして、なぜ」と叫ぶとき、あなたは幸いです。
説明ができない寂しさを抱えるとき、あなたは幸いです。
空しさを覚えるとき、あなたは幸いです。
イエス様は、まさに、そのようなあなたのために来られたからです。
主は「良き知らせ」をあなたにもたらすために来られたのです。
「良き知らせ」とは、言い換えるならば「御国の福音」です。
「貧しさを覚える者よ、天の御国はあなたがたのものだ」とイエス様は言われます。
もし「貧しさ」を感じて、嘆き苦しんでいるならば、今すぐ両手を天に上げましょう。
主の知らせてくださった「良き知らせ」を受け取るために、手をも心をも、主に向かって上げましょう。
今は「御国の力」を解放してくださいと求めるときです。
「天の御国」でみこころが行われているように、今、ここにも御力を解き放ってくださいと求めるときです。
イエス様は「貧しい者」のために来られました。
「罪人のため」に来られました。
「極度に差し迫った状態の人」のために来られました。
主は、あなたに「良い知らせ」を伝えるために来てくださったのです。
あなたが「貧しさ」を感じているならば、自分では「どうしようもない」と嘆いてるならば、その「良い知らせ」はあなたのものです。
私たちは「御国の力」を知ることができるのです。
主よ、貧しい者への良き知らせを感謝します。
今、御心が解き放たれるように宣言します
御国よ、来たれ。みこころよ、成れ。