No.413 貧しい者のために御力は解き放たれます

見上げる夕日と猫

ルカ4:18a
主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。

イエス様は良い知らせを伝えるために来てくださいました

イエス様は、ある安息日に会堂でイザヤ書を朗読されました。

ルカ4:16~17
それからイエスはご自分が育ったナザレに行き、いつもしているとおりに安息日に会堂に入り、朗読しようとして立たれた。すると、預言者イザヤの書が手渡されたので、その巻物を開いて、こう書いてあるところに目を留められた。

イエス様は、イザヤ書の御言葉を通して、ご自身が「何をするために来られたのか」を示してくださいました。

ルカ4:18a
主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。

「メシア」とは「油注がれた者」という意味です。

主イエスは「貧しい人に良い知らせを伝えるため」に「油注がれたメシア」です。

つまり、メシアの使命は「貧しい人に福音を伝えること」なのです。

ここで「貧しい」と訳されている語は、少し乏しいではなく「極度に貧しい」という意味の言葉です。

「極度に貧しい」とは、もう後がない、絶望的に貧しい、切羽詰まった状態のことです。

主は、山上の垂訓において言われました。

マタイ5:3
心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人の者だからです。

心が「極度に貧しい者」は幸いだとイエス様は言われました。

物質的な困窮だけでなく、心に「貧しさ」を抱える者は幸いなのです。

「もうダメだ」と思うとき、あなたは幸いです。

「どうして、なぜ」と叫ぶとき、あなたは幸いです。

説明ができない寂しさを抱えるとき、あなたは幸いです。

空しさを覚えるとき、あなたは幸いです。

イエス様は、まさに、そのようなあなたのために来られたからです。

主は「良き知らせ」をあなたにもたらすために来られたのです。

「良き知らせ」とは、言い換えるならば「御国の福音」です。

「貧しさを覚える者よ、天の御国はあなたがたのものだ」とイエス様は言われます。

もし「貧しさ」を感じて、嘆き苦しんでいるならば、今すぐ両手を天に上げましょう。

主の知らせてくださった「良き知らせ」を受け取るために、手をも心をも、主に向かって上げましょう。

今は「御国の力」を解放してくださいと求めるときです。

「天の御国」でみこころが行われているように、今、ここにも御力を解き放ってくださいと求めるときです。

イエス様は「貧しい者」のために来られました。

「罪人のため」に来られました。

「極度に差し迫った状態の人」のために来られました。

主は、あなたに「良い知らせ」を伝えるために来てくださったのです。

あなたが「貧しさ」を感じているならば、自分では「どうしようもない」と嘆いてるならば、その「良い知らせ」はあなたのものです。

私たちは「御国の力」を知ることができるのです。

主よ、貧しい者への良き知らせを感謝します。
今、御心が解き放たれるように宣言します
御国よ、来たれ。みこころよ、成れ。