【Ⅰヨハネ1:3】
私たちが見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えます。あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。
使徒ヨハネはイエス様を見たのです。
第1ヨハネ1:1は、私が聖書の中で最も好きな聖句です。「じっと見つめ、自分の手でさわったもの」とヨハネは言います。
確かにイエス様は、この地上を生きられたのです。ヨハネと一緒に歩まれたのです。ヨハネは、この方を「じっと見つめ」ました。最後の晩餐のとき、主イエスの右側の席について胸にもたれかかっていたのはヨハネであったでしょう。
ヨハネは自分のことを「イエスが愛しておられた弟子」と呼びます。それは、親しい交わりだったのです。ヨハネは、主イエスをとてもよく知っていました。
ヨハネは、自分の見たこと、聞いたことを伝えてくれています。それは、私たちも「交わり」を持つようになるためです。
それは、ヨハネが味わったような親しい交わりです。「いのちのことば」である方との交わりです。
私たちは「父のふところにおられるひとり子の神」によって「御父」を説き明かされました。
イエス様は、御父への「道」です。私たちはイエス様を通して御父を知ります。
ヨハネのいう交わりとは、「御父また御子イエス・キリストとの交わり」です。彼は、自分が、かつて知っていた、そして、今も形を変えて味わい続けている素晴らしい「交わり」に私たちもあずかるようにと言っているのです。
イエス様は、ヨハネのもとから去って、天に昇られました。彼は、もう、イエス様を「じっと見つめ、手でさわる」ことはできません。では、どのようにして「交わり」を味わい続けているのでしょう。
御父は「もう一人の助け主」を与えてくださいました。その方は「真理の御霊」です。そして「真理の御霊」は、私たちの「うちにおられるようになる」と言われました。
ヨハネは、私たちの交わりは「御父」と「御子イエス・キリスト」との交わりであると言います。
「御父」と「御子イエス」そして「私(ヨハネ)とうちにおられる御霊」との交わりです。
ヨハネのうちに「真理の御霊」はおられます。
ヨハネは聖霊様によって「三位一体の聖なる交わり」にあずかっているのです。
それは、主イエスを「じっと見つめ」たときと同じ以上の親しい交わりなのです。
そして、ヨハネはその交わりに私たちもあずかるように「いのちのことば」について伝えてくれているのです。
私たちのうちには「真理の御霊」がおられます。この方は、常に「三位一体の聖なる交わり」の中におられます。私たちも御霊によって、その交わりの中に入れられているのです。
ですから、私たちは常に心強いのです。(Ⅱコリント5:6)
私たちが主から離れているように感じることがあっても、聖霊様は常に交わりを保っておられます。
聖霊様がうちにおられるかぎり、私は、捨て置かれることなどありません。
そして、また御霊によって一つとされた家族もいます。
私も、パウロの祈りを御父の前にささげたいと思います。
私のうちには聖霊様がおられます。
私は常に「御父」と「御子イエス」の交わりの中にいます。
私は常に心強いです。