No.31 私は心強いです!

手を繋いだ子どもたち

【Ⅰヨハネ1:3】
私たちが見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えます。あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。

使徒ヨハネはイエス様を見たのです。

Ⅰヨハネ1:1
初めからあったもの、私たちが聞いたもの、自分の目で見たもの、じっと見つめ、自分の手でさわったもの、すなわちいのちのことばについて。

第1ヨハネ1:1は、私が聖書の中で最も好きな聖句です。「じっと見つめ、自分の手でさわったもの」とヨハネは言います。

確かにイエス様は、この地上を生きられたのです。ヨハネと一緒に歩まれたのです。ヨハネは、この方を「じっと見つめ」ました。最後の晩餐のとき、主イエスの右側の席について胸にもたれかかっていたのはヨハネであったでしょう。

ヨハネは自分のことを「イエスが愛しておられた弟子」と呼びます。それは、親しい交わりだったのです。ヨハネは、主イエスをとてもよく知っていました。

ヨハネは、自分の見たこと、聞いたことを伝えてくれています。それは、私たちも「交わり」を持つようになるためです。

それは、ヨハネが味わったような親しい交わりです。「いのちのことば」である方との交わりです。

ヨハネ1:18
いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。

私たちは「父のふところにおられるひとり子の神」によって「御父」を説き明かされました。

ヨハネ14:6
イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。

イエス様は、御父への「道」です。私たちはイエス様を通して御父を知ります。

ヨハネのいう交わりとは、「御父また御子イエス・キリストとの交わり」です。彼は、自分が、かつて知っていた、そして、今も形を変えて味わい続けている素晴らしい「交わり」に私たちもあずかるようにと言っているのです。

イエス様は、ヨハネのもとから去って、天に昇られました。彼は、もう、イエス様を「じっと見つめ、手でさわる」ことはできません。では、どのようにして「交わり」を味わい続けているのでしょう。

ヨハネ14:16
そしてわたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。

ヨハネ14:17
この方は真理の御霊です。世はこの方を見ることも知ることもないので、受け入れることができません。あなたがたは、この方を知っています。この方はあなたがたとともにおられ、また、あなたがたのうちにおられるようになるのです。

御父は「もう一人の助け主」を与えてくださいました。その方は「真理の御霊」です。そして「真理の御霊」は、私たちの「うちにおられるようになる」と言われました。

ヨハネは、私たちの交わりは「御父」と「御子イエス・キリスト」との交わりであると言います。

「御父」と「御子イエス」そして「私(ヨハネ)とうちにおられる御霊」との交わりです。

ヨハネのうちに「真理の御霊」はおられます。

ヨハネは聖霊様によって「三位一体の聖なる交わり」にあずかっているのです。

それは、主イエスを「じっと見つめ」たときと同じ以上の親しい交わりなのです。

そして、ヨハネはその交わりに私たちもあずかるように「いのちのことば」について伝えてくれているのです。

私たちのうちには「真理の御霊」がおられます。この方は、常に「三位一体の聖なる交わり」の中におられます。私たちも御霊によって、その交わりの中に入れられているのです。

ですから、私たちは常に心強いのです。(Ⅱコリント5:6)

私たちが主から離れているように感じることがあっても、聖霊様は常に交わりを保っておられます。

聖霊様がうちにおられるかぎり、私は、捨て置かれることなどありません。

そして、また御霊によって一つとされた家族もいます。

私も、パウロの祈りを御父の前にささげたいと思います。

エペソ3:14~16
こういうわけで、私は膝をかがめて、天と地にあるすべての家族の、「家族」という呼び名の元である御父の前に祈ります。
どうか御父が、その栄光の豊かさにしたがって、内なる人に働く御霊により、力をもってあなたがたを強めてくださいますように。

私のうちには聖霊様がおられます。
私は常に「御父」と「御子イエス」の交わりの中にいます。
私は常に心強いです。