ルカ1:13
恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いは聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。
恐れることはありませんと御使いは言いました
恐怖に怯えるザカリヤに御使いは言いました。
御使いガブリエルは、ザカリヤに恵みの知らせを届けに来たのです。
それは「あなたの願いは聞き入れられた」という知らせでした。
しかし、ザカリヤ本人は「その願い」をすっかり忘れていたようです。
「そういえば、昔は、熱心に祈っていたなぁ」という程度のものでした。
熱心に願ったのは「昔のこと」なのです。
あの頃は「若かった」ので「希望がある」と思って祈っていたのです。
ザカリヤは、幼いころから、何度も「父祖アブラハム」の話を読んでいたでしょう。
しかし、実際に自分の身に同じことが起こるとは、とうてい信じられなかったのです。
主は、ザカリヤの「願い」を覚えておられました。
ザカリヤが「すでに祈らなくなっていた願い」を、主は覚えておられたのです。
「ザカリヤ」と言う名前は、「主が覚えておられる」「主に覚えられている人」という意味です。
ザカリヤが忘れてしまったとしても、主は「覚えて」おられるのです。
主は、私たちの「願い」をも覚えてくださっています。
私たちが「昔は、希望があったけれど、今は、もう無理だ」と思っている「願い」を覚えておられます。
私たちが「あの時とは状況が違うから、もうダメだ」と思っている「願い」を忘れてはおられません。
時として、私たちが「願ったこと」さえ忘れてしまったとしても、主は「その願い」を覚えておられるのです。
確かに、あなたの「願い」は、現実には成っていないかもしれません。
それでも、あなたが「その願い」を真剣に祈っていたことを、主は覚えておられます。
私たちの祈りは「空しい独り言」ではないのです。
私たちは、今一度、主が「祈りを聞いてくださっていること」を確信しましょう。
主が「耳を傾けておられる」ことを信じましょう。
そうして、奇跡に対して心を開いていましょう。
ザカリヤに起こったことは、今も、起こると信じましょう。
主のことばは「その時がくれば必ず実現する」のです。
ちなみに、妻エリサベツの名前の意味は「神の誓い」「神の契約」です。
「契約」を「主は覚えておられる」ので「ヨハネ(神の恵み)」が生まれたのです。
主よ、あなたは真実な方です
主の真実を感謝します
主の恵みを感謝します

