【民数記21:6】
そこで主は民の中に燃える蛇を送られた。蛇は民にかみついたので、イスラエルのうちの多くの者が死んだ。
主は燃える蛇を送られました
それは民が、神とモーセに逆らったからです。
パンもないし、水もない、そして「このみじめな食べ物」に飽き飽きしていると言ったのです。この「みじめな食べ物」とは、主の恵みによる「天からのマナ」のことです。
彼らは奇跡の食べ物のことを「みじめな食べ物」と呼んだのです。主の恵みのマナに感謝するどころか「みじめな食べ物」と言ったのです。
不平不満だらけの心、満ち足りることのない心とは恐ろしいものです。その心が燃える蛇を招いたのです。燃える蛇とは、火のような蛇と言う意味で、気があらく噛みつく蛇のことであるといいます。
感謝のない心、恵みを忘れる心、主の与えてくださったものをみじめと思う心、それらは、私たちの心に燃える蛇を招きます。
神をあがめず感謝しない心は、むなしくなり、暗くなります。
神を神として認めない心は、本当に価値のあるものを知ることができません。それで、無価値なこと、無意味なことをするようになるのです。
それこそが燃えるヘビにかまれた心です。その結果どうなるのでしょう。
これが蛇にかまれた結果です。心は、蛇にかまれると、悪にまみれるのです。
それは、私たちの人生を破壊します。人との関係を破滅させます。もちろん、神との関係は断絶されます。つまり、そこには死があるのです。不平不満の心、感謝のない心は、死に至る始まりです。
蛇にかまれたなら、急いで上を見上げなさい。
旗ざおを仰ぎなさい。救済はいつも主にあります。
私たちの見上げる旗ざおは、いつも十字架です。
私は十字架を見上げて生きます。
感謝の心で歩みます。