コロサイ2:13~14
背きのうちにあり、また肉の割礼がなく、死んだ者であったあなたがたを、神はキリストとともに生かしてくださいました。私たちのすべての背きを赦し、私たちに不利な、様々な規定で私たちを責め立てている債務証書を無効にし、それを十字架に釘付けにして取り除いてくだしました。
私たちに不利な債務証書がありました
サタンが最も得意とする戦法は「罪悪感」で縛りつけることではないかと私は思います。
私たちの背きの罪は「すべて赦された」と主は言われます。
しかし、サタンは日夜「告発者」として責め立ててくるのです。
「今日も、この者は罪を犯しました」「今朝も、人の悪口を言ってました」「律法に違反しています」と責め立ててくるのです。
確かに、私は完璧ではありません。確かに、今朝も「苦々しい気持ち」を抱きました。人と関係性を築くのは苦手です。責められることには身に覚えがあります。
「したいと思う善を行わないで、したくない悪を行って」しまいます。だから「罪悪感」を抱いてしまうのです。敵の「告発」が正しいので落ち込んでしまうのです。
「債務証書」には、様々な規定が記されていました。私は、そこに書かれている契約を守ることができませんでした。だから、サタンは「契約不履行」で訴えてくるのです。
私が救われたとき、私の牧師はこの箇所を教えてくれました。そして、片言の日本語でこう言ったのです。
「紙は、破いてポイポイね」と。
当時、まだ十代だった私には、実際、コロサイの御言葉は難しかったのです。難しい漢字が並んでいて目がチカチカするなと思ったのです。
けれど、私の牧師が、紙を破り捨てる仕草とともに「ポイポイね」と言った時、自分の罪が本当に破り捨てられたのだと納得しました。
「債務証書は無効」となったのです。
主はそれを、十字架に釘付けにして取り除いてくださったのです。
では、サタンは何を訴えているのでしょう?
根拠はもうないのです。彼は偽りの父なのです。私たちは訴えられたとき、「サタンよ、退け。私の罪は十字架に釘づけにされた。お前に、私を訴える権利はないのだ」と立ち向かえるのです。
「罪悪感」など「ポイポイ」です。
私たちは、空中の権威を持つ支配者から解放されました。さまざまな「支配」とか「力」と呼ばれる悪霊たちには私たちを縛り付けて置く権利などないのです。
武装は解除されたのですから。
あなたは、もう引きこもっている必要はないのです。「外に出たら恐ろしい目に会うぞ」というのは脅しです。実際に効力などありません。私たちは堂々と「凱旋の行列」に加わります。
あなたを縛り付けている「罪悪感」は偽りです。それは、まったく根拠のない「告発」です。
あなたが「悔い改めたのなら」そして「罪を告白したのなら」イエス様の血潮によりきよめられています。十字架で解決できないものなどありません。
「債務証書は無効」です。
イエス様の十字架を感謝します。
十字架に債務証書が釘付けにされたことを信じます。
私は完全に赦されています。