創世記7:16
入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であった。それらは、神がノアに命じられたとおりに入った。それから、主は彼のうしろの戸を閉ざされた。
箱舟の戸を閉ざされたのは主です
箱舟の中に命じられたとおり、動物たちが入ってきました。ノアとその家族も箱舟に入りました。
「それから、主は彼のうしろの戸を閉ざされた」のです。
箱舟の戸は、ノアの後ろにありました。戸を閉ざされたのは、主なのです。
戸を「閉ざす」とは原語によると「閉める」「閉ざす」という意味の他に、「残す」という意味があります。
箱舟の戸が閉ざされるということは、外にいる肉なる者は「残される」ということです。
戸が閉ざされたなら、もう「残される」しか選択肢はないのです。
神の裁きは「戸が閉ざされたとき」から始まります。
そして、同時に、箱舟の中にいるものは「完全な守り」の中に置かれるのです。
主は、この大洪水を始めから終わりまで、完璧に計画しておられます。すべての指揮を執っておられます。
ノアたちにとっては「完全なる保護者」として、箱舟の戸を堅く閉ざされます。
そして、地に残ったものに対しては「裁きの執行者」として、地を覆う大水を送られます。
いつとか、どんな時かということは分かりません。おそらく、それは私たちが思うほど重要ではないのでしょう。
時がくれば、ノアに知らせてくださったように、私たちにも教えてくださるのかもしれません。
大切なことは、その時が来るまで箱舟を造り続けることです。
長い間、箱舟を造り続けるのは大変なことです。それは、思う以上に重労働だったでしょう。複雑な仕様ではないので単調なことの繰り返しだったでしょう。周りの人は理解はしてくれなかっただろうと思います。
私たちは、ノアのように生きましょう。
これが何の役に立つだろうかと思うことがあっても、御言葉を学び、祈ることをやめてはいけません。
私たちは、日々、自分の箱舟を造っているのです。
いつか必ず「うしろの戸」が閉ざされる日が来ます。主の定められた時は来るのです。
そのとき、地に残される人はわざわいです。
ノアたちのように義を宣べ伝えつつ、自分の箱舟をコツコツと造り続けましょう。
主が、戸を閉ざされる日が必ず来ます。
そして、戸が閉ざされた箱舟の中は完全に安全なのです。
私はみことばを信じます
主が終わりの計画を持っておられることを信じます
どうか義を宣べ伝える者としてください