エペソ6:14b
腰には真理の帯を締め、
真理の帯を締めなさい
さて、聖書は「神のすべての武具を取りなさい」と言っています。
神の武具は、当時の「ローマ兵」の武具になぞらえて紹介されています。
まず最初に記されているのは「真理の帯」です。
ローマ兵は、上着をしっかりと留めるために「帯」つまり「ベルト」をしました。
上着をヒラヒラさせたままでは戦いにくいですからね。
「帯」は、武具の中で「最初」に身に着けます。
なぜなら、彼らは「帯」に「その他の武具」を固定するからです。
ローマ兵は「長剣」と「短剣」をもっていました。その両方の剣を「帯」につけます。
また、彼らは、自分の身体をスッポリと隠せるほどの「大盾」を持っていました。その「大盾」も腰の「帯」にしっかりと固定するのです。「帯」の役目は「固定すること」です。
「帯」によって、上着をしっかり留めることができ、武具を身に着けることができるのです。
つまり「帯」がなければ、戦いに挑むことができないということです。
神の武具の「帯」とは「真理」のことであるとパウロは言います。
私たちの「帯」は「真理」なのです。
つまり「真理」を知らなければ、霊の戦いに挑むことはできないということです。
「霊の戦い」は「力」の戦いではありません。
「光の力」対「闇の力」などという構図を思い浮かべがちですが、それは誤った印象です。
また「神」対「悪魔」の戦いでもありません。主なる神と「被造物」にすぎないサタンを同じに扱ってはなりません。
霊の戦いとは「真理」対「偽り」の戦いなのです。そして、騙されているのは「私たち」です。
主のみことばこそ「真理」です。
いくら大声で叫んでも、足を踏みならしても、あなたを苦しめる者は去りません。
しかし、「真理のみことば」を身に着けるならば、あなたは解放されます。
私たちが「真理」を知ると「偽り」の正体が明らかになります。
「偽り」をもたらす悪しき者は、正体が暴かれた瞬間に去って行くのです。
多くの場合「真理を知る」ということが解放の一歩なのです。「真理を知った」だけで解放された人を、私は何人も知っています。私自身も「真理を知った」途端に解放された一人です。
なぜなら「悪魔の策略」というのは、ほとんどが「欺き」だからです。敵は、私たちを「嘘」によって縛っているのです。
「真理」を知ることで「嘘」の鎖は解かれます。
上着はしっかりと留めなければなりません。武具は正しく身に着けなければなりません。
「真理の帯」を締めずに戦うならば「負わなくても良い傷を負う」ことになります。
また「癒えない傷を抱えたまま戦う」ことになります。
真理の帯を締めなければ、せっかく与えられた「新しい人」を固定することができません。その他の神の武具を身に着けることもできません。
まずは、みことばの真理をしっかりと知ることです。
自分の思いではなく「主のことば」を受け入れることです。
私たちは「真理のみことば」を腰にしっかりと締めましょう。
私たちは「真理」によって歩みましょう。
主よ、あなたの御言葉は真理です
主のみことばをほめたたえます
主の真理の御言葉を身に着けて歩みます