No.195 聖霊様は「もう一人の助け主」です

至福の山

ヨハネ14:16
そしてわたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。

その助け主とは聖霊様です

イエス様は「もう一人の助け主」が私たちとともにいてくださると言われました。

「もう一人」とは「本質的に同じ」「同等の」という意味です。

聖霊様は、イエス様と本質的に同じ「助け主」であられるのです。

イエス様が地上で生きておられたとき、弟子たちは常にイエス様のそばにいました。

何か分からないことがあれば、すぐイエス様に尋ねることができたのです。

マタイ13:36b
すると弟子たちがみもとに来て、「畑の毒麦のたとえを説明してください。」と言った。

イエス様のたとえ話を解き明かしてもらえるのは弟子の特権でした。

マタイ24:3
イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのですか。あなたが来られ、世が終わるときのしるしは、どのようなものですか。」

弟子たちは「世の終わりの前兆」についてもイエス様に尋ねることができました。

想像してみてください。

主イエスがオリーブ山に座っておられるところへ、群衆に知られないように、弟子たちがこっそりと集まってくるのです。大の大人たちが、みな神妙な面持ちをしてイエス様を見つめています。

私は、弟子たちがイエス様のもとに集まって話を聞いている姿を想像するのが好きです。山上の垂訓を聞いているときは、どのようだったのかなと考えたりします。マタイはメモを取っていたのかしら、ヨハネは一番近くに座っていたのかな、などと思います。世の終わりの前兆を聞いたときには、さぞかし驚いただろうな、すぐに意味がわかったのかしらなどと思います。

しかし、弟子たちに与えられたそのような親密な交わりも終わりが近づいてきました。

イエス様は十字架に架かられ、死んで葬られ、そして、よみがえられ天に昇られるのです。残された弟子たちは、これから一体、誰のもとに集まり、誰に尋ねて生きて行けばよいのでしょう。

ヨハネ14:16
そしてわたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。

弟子たちは「見ずに信じる」ことをこれから学び実践して生きていかなければなりません。

「もう一人の助け主」は、目に見えるイエス様とは違うお方です。しかし、本質的に「同じ」お方なのです。

これからは「もう一人の助け主」が常にともにいてくださるのです。弟子たちは、これから聖霊様に導かれて歩むのです。

イエス様と親しく語りながら歩いたように、聖霊様と親しく語りながら歩むのです。

今、私たちのそばにも「もう一人の助け主」がおられます。

私たちも、この方と親しく語りながら生きることができるのです。

弟子たちがイエス様に尋ねたように、私たちは聖霊様に尋ねます。

「聖霊様、このたとえ話の意味を教えてください」

「聖霊様、世の終わりの前兆を教えてください」

ヨハネ16:13
しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。

私たちは、聖霊様に聞きながら歩みましょう。

この方は「すべての真理」に導き入れてくださいます。そして、「これから起こること」を私たちに伝えてくださる方です。

私たちは、弟子たちがイエス様と親密に歩んだように、聖霊様と親密に歩むことができるのです。

私は聖霊様と一緒に歩みます
聖霊様は私を真理に導き入れてくださいます
聖霊様、私を導いてください