No.266 ちょうど「良い時」が必ず来ます!

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Ⅰペテロ5:6
ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。

すべてが御手のうちにあります

エステル2:21
そのころ、モルデカイが王の門のところに座っていると、入り口を守っていた王の二人の宦官ビグタンとテレシュが怒って、クセルクセス王を手にかけようとしていた。

二人の宦官は、クセルクセス王に対して怒りを抱いていました。もちろん理由はわかりません。何かがあったのです。

彼らは誰も聞いていないと思ったのでしょうか。なんとも大胆に「クセルクセス王を殺害する」ことについて話し合っていたのです。

モルデカイは、その企みを聞いてしまいました。

エステル2:22
このことがモルデカイの知るところとなり、彼はこれを王妃エステルに知らせた。エステルはこれをモルデカイの名で王に告げた。

そして、これは一大事と、自分の養女であった王妃エステルに知らせるのです。

そして、それを王妃エステルは、モルデカイの名で王に知らせたのです。これは、おそらく、愛する養父モルデカイが、王から褒美をもらえるようにとの心遣いであったと思います。

エステル2:23
このことが追及され、その事実が明らかになったので、彼ら二人は木にかけられた。このことは王の年代記に記録された。

モルデカイの功績は評価されるべきものでした。

しかし、エステルの意に反して、王はそのことで何の報酬も与えることはなかったのです。

ただ、モルデカイの名前が「年代記」に記録されただけでした。

もし、あなたが「自分は正当に評価されていない」と感じることがあったとしても、どうか、がっかりしないでください。

確かに、あなたは「正しい評価」を受けてはいないのかもしれません。

あなたの「功績」は埋もれてしまいましたか?

その「労苦」は無駄に終わったと感じているでしょうか?

ヘブル6:10(新改訳第二版)
神は正しい方であって、あなたがたの行いを忘れず、あなたがたがこれまで聖徒たちに仕え、また今も仕えて神の御名のために示したあの愛をお忘れにならないのです。

主は、私たちの罪は忘れてくださいますが、主にある行いは覚えていてくださるのです。

あなたが示した愛を、主は決してお忘れになりません。

あなたの名前は、主の年代記に、しっかりと記録されていると私は思います。

Ⅰペテロ5:6
ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。

「時」は来ます。ちょうど良い時に「時」は来ます。

エステルもモルデカイも「報酬」のことなど忘れてしまったころ、クセルクセス王は「年代記」を見て思い出します。

それは、まさに「ちょうど良い時」でした。

ユダヤ人の敵であるハマンが、モルデカイを木に吊るす計画を実行しようとした「その時」でした。

クセルクセス王は、モルデカイの功績に報いていなかったことを思い出したのです。

もし、すでに「功績」に対して報いが与えられていたとしたら、ハマンの悪巧みは実行に移されていたことでしょう。

絶妙のタイミングでした。クセルクセス王は、そうと知らずにハマンの計画を打ち破って、モルデカイを救ったのです。

目の前の「評価」に気落ちすることはありません。

「頑張っても何にもならない」と嘆いてはなりません。

自分で「功績」をアピールし「報酬」を先取りする必要はありません。

私たちは、ただ「神の力強い御手の下にへりくだって」いればよいのです。

そうすれば「ちょうど良い時」に「高く上げられ」るのです。

覚えてください。

神の御手は「力強い」のです。

私は御手の下にへりくだります
主がすべてを計画されていることを信じます
私は「ちょうど良い時」を待ちます