No.221 石ころ5つでも戦って勝利できるのです!

手の中の石

Ⅰサムエル17:40
そして自分の杖を手に取り、川から五つの滑らかな石を選んで、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にし、そのペリシテ人に近づいて行った。

サウルの武具はダビデには合いませんでした

Ⅰサムエル17:38
サウルはダビデに自分のよろいかぶとを着けさせた。頭に青銅のかぶとをかぶらせて、それから身によろいをつけさせたのである。

ダビデが、ゴリヤテと戦おうとするとき、サウルは「自分の武具」をダビデに与えました。それは、イスラエルの兵士の中で一番「立派な武具」だったでしょう。

しかし、それはダビデには合いませんでした。

Ⅰサムエル17:39
ダビデは、そのよろいの上にサウルの剣を帯びた。慣れていなかったので、ためしに歩いてみた。「これらのものを着けては、歩くこともできません。慣れていませんから。」ダビデはそれを脱いだ。

ダビデはそれを脱ぎました。それは賢明な判断でした。

それがどれほど立派であっても、他人の「武具」では歩くこともできないのです。

他人の武具では戦えません。

ほかの人が「どんな武具」を持っているのかと気にする必要はありません。「あの人が持っている武具は立派だな」とうらやましがる必要もありません。

「このような武具がなければ戦えないぞ」と自慢してくる人は放って置きなさい。

Ⅰサムエル17:40
そして自分の杖を手に取り、川から五つの滑らかな石を選んで、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にし、そのペリシテ人に近づいて行った。

ダビデは戦いの前に「川から五つの石」を拾いました。なぜなら、それが、今のダビデに扱える「武器」であったからです。

この後、成長したダビデは「剣」や「弓」を使うようになります。強い戦士となったダビデは「ゴリヤテの剣」さえ使えるようになるのです。

しかし、今のダビデには使えません。むしろ立派な武器は邪魔でさえあります。

主は私たちを成長させてくださいます。

けれど、敵は、私たちが成長するまで待っていてはくれません。

でも大丈夫なのです。主は、私たちが「どの段階」にいるのかご存じです。

私たちは「持っている分に応じて」戦うことができるのです。そして、主の御名によって勝利することができるのです。

「私には戦いの武器など何もない」と嘆いていてはなりません。「何もないから戦えない」と言ってはなりません。

まずは「石を五つ」拾うのです。あなたの扱いやすい「五つの滑らかな石」を見つけてください。「五つ」拾っても、いざというときに使うのは「一つだけ」かもしれません。

聖書のみことばを「すべて」理解していなくても良いのです。今、知っているところから御言葉を「五つ」拾い上げてください。そして、あなたの心の投石袋にしまうのです。

私たちはそこから始めるのです。

そうすれば、成長にしたがって、主がもっと多くの「みことば」を使いこなせるようにしてくださいます。

私はキリスト・イエスの兵士です
私は、イエスの御名によって勝利者です
みことばを使うことを教えてください。