【出エジプト14章27-28節】
モーセが手を海に向けて伸ばすと、夜明けに海が元の状態に戻った。エジプト人は迫りくる水から逃れようとしたが、主はエジプト人を海のただ中に投げ込まれた。水は元に戻り、後を追って海に入ったファラオの全軍勢の戦車と騎兵をおおった。残ったものは一人もいなかった。
海はもとの状態に戻った
もはや後ろに道はなくなりました。
イスラエルは追ってきたエジプト人たちが海に投げ込まれるのを見たのです。
もうイスラエルを追ってくる者はいません。
それと同時にイスラエルが戻る道も消え去りました。
イスラエルが海を渡った出来事を、パウロは「モーセにつくバプテスマ」と呼んでいます。
私はここにバプテスマの意義があると思います。
私たちは、キリスト・イエスにつくバプテスマを受けました。
それは、私たちが「新しいいのちに歩む」ためです。
古いものは過ぎ去りました。
エジプトは、私たちを追ってはきません。
私たちは、世と決別しました。
イエス様と一緒に行くと決めたのです。
鋤に手をかけてから後ろを見てはなりません。
そこには、もう道はないのです。
元の状態に戻った海があるだけです。
私は自分がバプテスマを受けた日のことを覚えています。
「イエス様についていこう」と賛美してからバプテスマを受けました。
私の牧師はアメリカ人でしたから英語で歌ったのです。
I have decided to follow Jesus.
I have decided to follow Jesus.
No turning back, no turning back
あの日、私は心から決心したのです。
「絶対に断固としてイエス様について行く。もう決めたんだ。後戻りはできない」
その証としてバプテスマを受けたのです。
あなたもそうでしょう?
私たちは振り返らずに進みましょう。
新しいいのちを歩みましょう。
バプテスマを受けたとはそういうことです。
もう戻る道はないということです。
ひたむきに前に向かって進むだけです。
私はうしろのものを忘れて走ります。
ただ前に向かって、少しでも前に向かって身を伸ばします。
今日も、一心に走ります。