【エペソ2:10】
実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをもあらかじめ備えてくださいました。
良い行いをするために造られました
真面目な人ほど陥りやすい間違いがあります。
「私は良い行いをするように造られたのだから、神のために良い行いをしなければならない」と考えてしまうことです。
自分の生活を顧みるとき、とても「良い行い」に歩んでいるようには見えないと、私たちは思います。
そして、「良い行い」に歩もうと決意するのです。しかし、その決意は三日もすれば破られます。
私たちは自分に怒りを覚えます。失望します。それでも、今度こそはと思って、再び、決意をします。
そんなことを何年も繰り返してしまうのです。
真面目で意思の強い人ほど、その傾向は強いと思えます。
古い自分には「失望」するのではなく「絶望」し「葬り去る」のです。
私たちは「新しく造られた者」なのです。
古い考え方は、すべて過ぎ去ったのです。
「良い行い」を自分で編み出すのは、もうやめましょう。
それは「あらかじめ備えてくださった」と書かれています。
過去形です。つまり、それは「すでにある」のです。
今日、あなたための「良い行い」は、すでに備えられています。
あとは「出会う」だけなのです。
「神のために」と思えば思うほど、神ご自身から目を離してしまうということは、悲しいけれど起こり得るのです。
「神のために」と必死で「良い行い」を探しているのに、どんどん「神から離れてしまう」のです。
「神のために」ではなく「神とともに」歩みましょう。
「主よ、あなたが良い行いを備えてくださっていることを感謝します」と言ってみてください。
私たちが、自分で編み出す良い行いより、主が備えてくださった良い行いの方が何倍も優れています。
主は、私たちに計画をお持ちです。
それは、日々の小さなことから、人生の大きなことに至るまで、すべてにおいてです。
天の御国に召される日まで、毎日、計画をお持ちです。
今、私たちの自分で考えた小さな計画も、大きな計画も、すべて捕虜にして、主に差し出しましょう。
そして、今日も、明日も、天の御国に至るまで、主のご計画だけが成るように祈りましょう。
私たちは「神の作品」なのです。
神の最高傑作の完成を邪魔してはなりません。主の御手にすべてをゆだねましょう。
主の備えてくださっているすべての「良い行い」に歩むことができますように。
あなたの上に、主の「ご計画」が解放されますように。
私は「神の作品」です。
良い行いが備えられていることを感謝します。
私の思う通りではなく、主のみこころが成りますように。