No.708 友なるイエスに…

すずらん

Ⅰテサロニケ5:17
絶えず祈りなさい。

それは、主イエスが友であるからです

「いつくしみ深き」という讃美歌は、世界で最も有名な讃美歌の一つです。

英語のタイトルは「What a Friend We Have in Jesus(イエス様はなんてすばらしい友だろう)」です。

クリスチャンでなくても、この讃美歌だけは知っているという人も多いでしょう。結婚式でよく歌われますからね。

この讃美歌の作詞者は、ジョセフ・スクリヴンというアイルランドの人です。

彼は、もとから「讃美歌を作詞してやろう」と思っていたわけではありません。これは彼の悲痛な経験から生み出された詩なのです。

彼は「明日は結婚式だと」いう日に婚約者を失いました。それも、彼の目の前で事故にあって、彼女は亡くなったのです。

失意の彼は、アイルランドからカナダに移住します。心機一転やりなおすためでした。数年が過ぎ、立ち直った彼は、もう一度、心を通い合わすことのできる女性と出会い婚約をします。しかし、その婚約者も結婚目前で病に倒れ亡くなるのです。

その後、カナダにいる彼のもとに「母が重病で倒れた」という知らせが届きます。今すぐ駆け付けたいけれど、当時の船では約1か月はかかります。そのために、彼はまず手紙で母親を励まそうと思ったのです。

そして、その手紙に添えられていたのが「いつくしみ深き」の原型となる詩でした。

この時のタイトルは「絶えず祈れ(Pray Without Ceasing)」であったそうです。

どんなときでも、友であるイエス様に祈ろうという思いがこもったタイトルです。このタイトルから、彼がどのようにして「悲劇的な経験」を乗り越えてきたのかが伝わります。

彼は、1866年、66歳で天に召されました。二度目の婚約者を失った後、結婚することは諦めたようです。彼は、家庭を持つことはありませんでしたが、町の人々に家族以上に仕えたと言われています。無償で、様々な雑用を引き受けていたそうです。そして、生前は「無名な詩人」のままでした。

ただ「イエスを友」として生きた人だったのだなと思うのです。

あなたは、誰の友ですか?

あなたは、誰と一緒に歩んでいますか?

あなたは、誰に心を打ち明けますか?

イエス様は、あなたを「友」と呼ばれます。

私たちは、この「友」に何でも打ち明けることができます。どんなときでも、どんなことでも、何もかもを打ち明けることができるのです。

「絶えず、祈りなさい」

なぜなら、イエス様は、あなたの「友」だからです。

友なる主イエスを感謝します
主を誰よりも近い方として歩ませてください
私は絶えず祈ります