No.485 主は、忘れてしまった祈りすら覚えておられます

勿忘草

ルカ1:13
恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いは聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。

恐れることはありませんと御使いは言いました


恐怖に怯えるザカリヤに御使いは言いました。

ルカ1:13
恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いは聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。

御使いガブリエルは、ザカリヤに恵みの知らせを届けに来たのです。

それは「あなたの願いは聞き入れられた」という知らせでした。

しかし、ザカリヤ本人は「その願い」をすっかり忘れていたようです。

「そういえば、昔は、熱心に祈っていたなぁ」という程度のものでした。

熱心に願ったのは「昔のこと」なのです。

あの頃は「若かった」ので「希望がある」と思って祈っていたのです。

ルカ1:18
ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄ですし、妻ももう年を取っています。」

ザカリヤは、幼いころから、何度も「父祖アブラハム」の話を読んでいたでしょう。

しかし、実際に自分の身に同じことが起こるとは、とうてい信じられなかったのです。

主は、ザカリヤの「願い」を覚えておられました。

ザカリヤが「すでに祈らなくなっていた願い」を、主は覚えておられたのです。

「ザカリヤ」と言う名前は、「主が覚えておられる」「主に覚えられている人」という意味です。

ザカリヤが忘れてしまったとしても、主は「覚えて」おられるのです。

主は、私たちの「願い」をも覚えてくださっています。

私たちが「昔は、希望があったけれど、今は、もう無理だ」と思っている「願い」を覚えておられます。

私たちが「あの時とは状況が違うから、もうダメだ」と思っている「願い」を忘れてはおられません。

時として、私たちが「願ったこと」さえ忘れてしまったとしても、主は「その願い」を覚えておられるのです。

確かに、あなたの「願い」は、現実には成っていないかもしれません。

それでも、あなたが「その願い」を真剣に祈っていたことを、主は覚えておられます。

私たちの祈りは「空しい独り言」ではないのです。

私たちは、今一度、主が「祈りを聞いてくださっていること」を確信しましょう。

主が「耳を傾けておられる」ことを信じましょう。

そうして、奇跡に対して心を開いていましょう。

ザカリヤに起こったことは、今も、起こると信じましょう。

主のことばは「その時がくれば必ず実現する」のです。

ちなみに、妻エリサベツの名前の意味は「神の誓い」「神の契約」です。

「契約」を「主は覚えておられる」ので「ヨハネ(神の恵み)」が生まれたのです。

主よ、あなたは真実な方です
主の真実を感謝します
主の恵みを感謝します