申命記7:8
しかし、主があなたがたを愛されたから、またあなたがたの父祖たちに誓った誓いを守られたから、主は力強い御手をもってあなたがたを導き出し、奴隷の家から、エジプトのファラオの手からあなたを贖い出されたのである。
ただ愛されたから、です。
イスラエルがエジプトから導き出されたのは、主がイスラエルを選び出されたからです。
地のあらゆる民の中から、イスラエルは選び出されました。主のものとして取り分けられました。主は、彼らを「宝の民」と呼ばれます。
しかし、なぜイスラエルは選ばれたのでしょう。何が他の「地の面のすべての民」と違ったのでしょう。
主は続けて言われます。
イスラエルが選ばれたのは「数が多かったから」ではありません。
主は、アブラハムただ一人を呼び出されたときから、イスラエルを選んでおられました。
彼らの「数の多さ」「能力」は選びの理由ではありません。彼らは「小さく」「頑固」な人々でした。
しかし、主はイスラエルを選んでご自身の民と呼ばれます。
主の選びの理由は「愛」です。
主はイスラエルを愛されたので「選ばれた」のです。
そして、また、あなたが選ばれた理由も同じです。
主は「世界の基が定められる前」から、あなたを選んでおられました。
なぜ、主はあなたを選ばれたのでしょう。
あなたの「能力」や「行い」によるものでないことは明白です。そのとき、あなたはまだ「何者」でもありませんでした。
「あなた」は、ただ「あなた」であっただけなのです。
そして、主は、あなたをただ「愛された」のです。
あなたが「神のもの」とされたのは、主があなたを愛されたからです。
それ以上の「理由」はないのです。
「選び」の根拠は、いつでも「愛」であることを覚えてください。
「何も有意義なことができなかった」と落ち込む日も…
自分の存在意義を見失ってしまった日も…
あるいは、すべての物事が順調にいった日も…
ただ「愛されている者」として御前に出ましょう。
「愛」に「行い」で応えることはできません。
「愛」には「愛」で応えるのです。
「選び」に「愛」以外の理由をつけるなら、私たちは御前に確信を持って出ることはできないでしょう。
常に「神の愛」が先行するのです。
今日も、あなたの前に「神の愛」が先立たれます。
主の愛の中を歩みましょう。
私は、神の愛によって選ばれました
私は「神のもの」です
主の愛の中を歩みます

