エペソ6:17b
御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい。
御霊の剣とは「神のことば」のことです
パウロはここで「武器」について語っています。
「剣」とは「攻撃」に使うものです。もちろん「守り」のためにも使えます。
ここで言われる「剣」とは「短剣」のことです。50センチぐらいの短いもので、むしろ「ナイフ」だと言う人もいます。
この「短剣」は、おもに「一対一の接近戦」で用いられたようです。
優秀な戦士は、相手のどこに一撃を加えれば大きなダメージを与えられるかを一瞬で見極めました。
聖徒が手に取る「剣」は「神のことば」です。
それは、私たちが「個人戦」において用いるための武器です。
ここでパウロが言う「神のことば」とは、原語では「レーマ」と記されています。
「レーマ」とは、書かれたことばではなく「語られたことば」と言う意味です。
原文のギリシャ語は、信者が神からの特定の言葉を、特定の状況の中で受ける必要があると示しています。敵に対して、またその攻撃に対して、ある特定の啓示が鋭い剣のように用いられなくてはならないのです。
一時間でも祈っていることができないのですか ラリー・リー著 マルコーシュ・パブリケーション
聖霊様が戦いに必要な「みことば」を示してくださいます。
その「語られたみことば」を用いて戦うのです。
イエス様が、荒野でサタンと対峙されたときのことを思い出してください。
イエス様は「~と書いてある」と記された聖書の言葉を用いて、サタンに命じられました。
膨大な「聖書のことば」から、この聖句を示されたのは「聖霊様」です。
私は、御子イエスは「御霊の剣」によって立ち向かわれたと信じています。
私たちには、どの「みことば」を用いて立ち向かえばよいか分からないでしょう。
サタンでさえ「みことば」を用いることができます。しかし、それは「自分の思い」によって捻じ曲げられた用い方です。
私たちは「自分の思い」によって、みことばを私的解釈して用いてはなりません。
ですから、どんな時でも「聖霊の示されるみことば」を求めましょう。
「取りなさい」とは命令です。
私たちは、それを「自主的に受け取る」必要があるのです。
主の勇士よ。
「御霊の剣」を取りなさい。
日々、あなたのために「語られたみことば」を受け取りなさい。
聖霊様は「語って」くださいます。
時宜にかなった「みことば」こそ最大の武器です。
「御霊の剣」を手に取りましょう。あなたが「取らなければ」それは武器として活用できません。
主よ、私は受け取ります
聖霊様、どうか語ってください
御霊の剣を取って歩みます