No.385 恵みの上に堅く立ち、神のすべての武具を身に着けます

しっかり立って前を見よ

エペソ6:14a
そして、堅く立ちなさい。

武具を身に着けるために堅く立つのです

エペソ6:10~11
終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。

「終わりに」と訳されている語は「今後は」「残りの日には」などと訳すこともできます。

つまり「今後は」どうしても「主にあって、その大能の力によって強められる」ことが必要だということです。

なぜなら、悪魔が「策略」を巡らしているからです。

とても残念なお知らせですが、この世がある限り戦いが終わることはありません。

サタンは、自分の時が「短い」ことを知っています。

ですから「この世の君」である間に「策略」を巡らして、多くの人々を一緒に滅びに向かわせようとしているのです。

愛する兄弟姉妹。

神の武具を身に着けましょう。

何の防御もしないで戦場に行く兵士はいません。武器を持たずに戦うことはできません。

主は、私たちに「武具」を備えてくださっています。

私たちは「神のすべての武具」を身に着けることができるのです。

私たちは「大能の力」つまり「御霊の力」によって強められることができます。「強められなさい」とは命令形ですから、私たちは「強められること」を求めることができるのです。

エペソ6:14a
そして、堅く立ちなさい。

まずは「堅く立つこと」です。

「神のすべての武具」を身に着けるために、最も重要なことは「堅く立つ」ことです。

私たちは「武具」を選定する必要はありません。与えられた「武具」は最高のものです。

ただそれを身に着ける者は「堅く立っている」必要があるのです。

少年ダビデに、サウル王の武具は大きすぎました。

Ⅰサムエル17:39
ダビデは、そのよろいの上にサウルの剣を帯びた。慣れていなかったので、ためしに歩いてみた。ダビデはサウルに言った。「これらのものを着けては、歩くこともできません。慣れていませんから。」ダビデはそれを脱いだ。

王様の武具は「立派」なものでした。それは「戦いの役に立つ武具」なのです。

しかし「慣れていない」ダビデにとっては「邪魔なもの」でした。

「武具」がなくても「万軍の主の御名」と「石投げ」でゴリヤテを倒すことはできます。

しかし、この後「将軍」となったダビデは「武具」を身に着けて「何万人」という軍勢に立ち向かう勇士となります。

Ⅰサムエル18:4~5
ヨナタンは着ていた上着を脱いで、それをダビデに与え、自分のよろいかぶと、さらに剣、弓、帯までも彼に与えた。ダビデは、サウルが遣わすところどこへでも出て行き、勝利を収めた。サウルは彼を戦士たちの長とした。このことは、すべての兵たちにも、サウルの家来たちにも喜ばれた。

成長したダビデは、ヨナタン王子の立派な武具を身に着けても「よろける」ことはありません。

少年ダビデは「戦士ダビデ」となったのです。

ダビデは、しっかりと立ち「武具を身に着け」戦いに遣わされて行きます。そして「ダビデは万を討った」と歌われるほどの勝利を収め続けます。

とても素晴らしいお知らせがあります。

戦いがなくなることはありませんが、私たちは「圧倒的な勝利者」であり続けることができるのです。

まずは「堅く立ち」ましょう。

主の「恵みの上に」堅く立ちましょう。

「恵みのゆえに信仰によって」が、キリストの兵士の合言葉です。

その上で「神のすべての武具」を身に着けるのです。

そうすれば、必ず「一人で千人を追う」勇者とされるでしょう。

主の恵みの上に堅く立ちます
大能の力によって強めてください
神のすべての武具を身に着けます