マタイ27:29
それから彼らは茨で冠を編んでイエスの頭に置き、右手に葦の棒を持たせた。そしてイエスの前にひざまずき、「ユダヤ人の王様、万歳」と言ってからかった。
茨の冠が突き刺したのです
イエス様の頭に「茨の冠」が置かれました。
「茨の冠」が頭に押し付けられました。
この時に使われた茨は、トゲワレモコウと言われています。(諸説あり)そのトゲは3~5センチほどあったようです。
茨のトゲは、イエス様の頭に突き刺さったでしょう。血が流れたであろうことは容易に想像が出来ます。
茨とは、私たちの罪の結果です。
アダムの背きの罪の結果、大地はのろわれました。そして大地は、茨とあざみを生えさせるようになったのです。
茨はアダムが背いた結果です。罪の結果、大地が生えさせたものです。
「茨の冠」がイエス様を突き刺しました。私の罪がイエス様を突き刺したのです。
私は、イエス様が「罪の結果」まで贖ってくださったと信じます。
イエス様の傷の一つ一つに意味があると私は信じています。
私の犯した罪は赦されました。同時に、その罪から生じる「結果」も贖ってくださったと信じます。
私の犯した「罪の結果」が誰かを傷つけ、何かを壊してしまったかもしれません。そう思うとき、地面にのまれてしまうような恐怖を感じます。主は、私をこの恐怖から救ってくださいます。
主が「茨の冠」を頭に置かれたのだと思うとき、私の「罪の結果」がイエス様を突き刺したことに心が痛みます。
しかし、主が私の「罪の結果」を贖ってくださったと信じるとき、恐れは消えて平安が満ちます。イエス様が懲らしめを負ってくださったので、私は平安を得ます。その打ち傷のゆえに癒されます。
主が私の罪の結果すらも、その身に負ってくださったと思うと心が感謝でいっぱいになります。
過去の罪は赦されました。そして、同時に、現在の罪も、未来の罪も贖われたのです。
私たちは、罪の結果から生じる「すべて」を打ち砕くことができます。
それは断ち切れるのです。
なぜなら、イエス様が「茨の冠」をかぶってくださったからです。
イエス様が私の罪の結果である「茨の冠」で刺されて、傷を負ってくださったからです。
主が私の罪の結果をも贖ってくださったことを信じます。
過去の罪は赦されました。
未来は贖われています。
私は永遠に主にあって贖われています。